hoseyの日記

ローストビーフ酒場「hOSEY×HOSEY」をよりよくして行く為の日記

作業の意味

おざーす。

ニローさんです。

 

昨日は暇な営業ではありましたが、

嬉しいような、恥ずかしいようなことがありました。

楽しんでいるお客様のもとへ名刺を持って挨拶をしようとすると、

「あっ、この前もらったからいいよ。」と。

 

ニローさんはこのお客様の以前のご来店を忘れてしまっていました。

いやいや、恥ずかしい。。

しかし、毎日リピーターが増えています。

これは非常にうれしいですね♪

 

 

さて、昨日は1つ全員で共有しましょう。

昨日、ビールを注いでいるところを1つ注意をしました。

「捨てすぎ!」と。

 

生ビールというのは、

手前にコックを倒してビールが出て、

奥にコックを倒して細かな泡が出ます。

炭酸バッチリの生ビールの上に、

クリーミーな泡で蓋をするのです。

 

問題は、次の1杯を注ぐとき。

いきなり手前に注ぐと、

先ほどのクリーミーな泡が少し出てしまう。

純粋なビールを注ぐために、

少しだけ捨ててビールを注ぎいれるのです。

 

問題はここ。

「ここでいかに捨てる量を最小にするか!」

です。

 

ここで考えていきたいのは、

「何故捨てるか」です。

 

『捨てるのが正しい作業』と覚えるから

捨てすぎていても何の罪悪感も覚えない。

店にあるものはすべてお金です。

例えば、寒い時につけるエアコン。

例えば、食器を洗う時の水道。

例えば、運んでもらう為のごみ袋。

実は全部お金です。

 

もちろんビールもです。

このお金を捨てるとどうなるか。

例えば、商品を10円値上げしないといけなくなります。

例えば、みんなの労働時間を削減していかなければいけなくなります。

例えば、ビールのグラスを小さくしないといけなくなります。

 

この努力は、結局「EAT ENJOY WORK HAPPY」の実現に繋がるんです。

お客様に1円でも安く、たくさん食べてたくさん飲んで楽しんでもらう。

みんなが幸せになる為の、働く場所として存在する。

 

 

以前、職人の人にキャベツの切り方を教わったことがあります。

その際に言われたことで印象に残っていること。

「捨てないことも職人の技術」

ということ。

 

キャベツは中央部と外側を分けて切らないといけません。

その理由は、そのまま切ってしまうと、

大きさがバラバラのカットになってしまい、

端材が増えて、捨てる部分が多くなってしまうから。

包丁の入れ方で均等になるように、

事前に分けておくことが大事。

 

技術が上がるというのは

経営的にも優れてきます。

それは、商売の原理が分かっているからです。

 

 

戻ります。

「ビールを捨てるな!」ではなく、

「その作業をする意味を理解せよ!」です。

 

そして、

「捨てないことも技術」です。

 

暇な営業ではありましたが、

お客様は増えてきています。

ここで一度手綱を締めていきましょう!

 

 

 

今日は特にご予約はありません。

ニローさんとカナちゃんの知り合いが数組来ることは分かっていますが…。

昨日のように暇な営業になるかもしれません。

そんな時こそ、

1つ1つの仕事の「意味・目的」を理解して行動してみましょう。

質問してくれればニローさんやカナちゃんが答えます。

もし答えられないようなことがあれば、

その作業はやめてしまえばいいんです。

無駄なことはしない。

 

みんなでいい店にしていきましょう!